専門家ではないので、私にとってのイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)という話です。
2023年に高橋幸宏さん、坂本龍一さんと三人のメンバーの二人が鬼籍に入られてしまいました。少なからず衝撃だったのです。ご冥福を心よりお祈りしています。
YMOはの活動期間はさほど長くはありません。冨田勲氏や喜多郎氏とは異なる旋律。同じシンセサイザーを使ってもこんなに異なる世界が広がる。そして、聴いたことがないのに懐かしいはずなどないのに、旋律に郷愁をそそられたりする不思議さがありました。
有名な「RYDEEN・雷伝」は都会的なのに、かっこいいのに、涙が出てちゃう、みたいな感覚。毎度表現力のプアーさに呆れますが、むしろそれで良い。
また、Yellow magicは、Black magic、White magicと並び黄色人種をあえて強調しアジアンテイストを意識したもので、音楽にも意図的に、存分に取り入れていました。メンバー三人それぞれ、このYellow magicへの思いがあったようです。
次にテクノという言葉も斬新で滑稽でした。テクノミュージック。今耳にすると小っ恥ずかしいですよね。ただ、当時は、何より度肝を抜かれましたし、ファーストアルバムのジャケットが斬新すぎました。以降のジャケットも興味深くはありますが、相当、力を入れたアルバムであったことが伺えます。
彼らのアルバムジャケットは音楽と共に、脳に刻まれることになります。
やがて、ソロ活動に入っていくと、そのソロワークにも心揺さぶられ、聴いていた時代の心の揺れや見ていた景色などとリンクされたのでした。
夜の一人ドライブの時に、たまにかけて悦にいることがあるのがYMO。