2019年9月にopenを果たしたBIOMEの年末を締め括る「白い森」展覧会を開催した都築さん。洗練された不穏さが、ご来廊の多くの皆さんを魅了しました。
ご自身に厳しい目線をお持ちで活動の領域が広いのは、ご興味やセンスの旺盛さが類まれなこともあるかもしれません。そして、BIOMEにすれば東京のアートシーン、ギャラリーのあり方など忌憚なくご相談したり意見交換したりできるアーティストでもあるのです。
両義の世界を見つめる都築さん。今年は、リソグラフと丁寧な額装で楽しませてくれます。
明暗、平面と立体、形とイメージ、実在と虚構といった両義性を内包することで、非日常の物語的な空間を提示したいと考えています。・・・自分の中にある両義的なものの見方というのは、言うまでもなく誰にもどんな世界にも共通していることだと思うので、創作全体のテーマである「両義性」を作品から感じ取ってもらい心に引っ掛けていただけたら嬉しいと思っています。(都築まゆ美)
2週間に亘る「Wise Monkey ×3」展覧会。魅力をたっぷりご紹介してまいります。