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袴田章子④ 作品が呼んでいる

拍子木に描かれた小さな絵が届いた時には、びっくり。いくつかのテーマに分かれていて、他府県からなのに、これはとお立ち寄りくださるのもこの良い季節ならではなのかもしれません。


そんなゲストと接している

BIOMEのスタッフisuzuが、

今回よりblogに時折登場します。

今後お見知りおきくださいませ。




 


BIOMEに寄せられ、展示されている作品は、数多くあるものの、作品との出逢いにも、タイミングがあります、そんなお話です。

自分の好きなモチーフやお気に入りのアーティストなら、なおのこと出逢った瞬間に心奪われてしまいますね。私は大体、一目惚れ派。


作品そのものを観る機会、欲しい、自分の好きな場所に飾ってみたい、そう思う機会は巡ってきても、

会期が終わっていた、欲しかった作品はもう売約済みだった、今お金を使うことができない、などと

ピンと来たり、見た時に心解れたりしていても、

”出逢い”の捉えようによって、タイミングがあったりそうでなかったり。そんなものだと思います。



さて、袴田章子個展。 

BIOMEに入るとまずは16と17の33個の〝顔〟がお待ちかね。

続いて、静々と33人の〝姫〟さまたちがお洒落して微笑んでいます。世界に二つとないドレスをまとって。そして人気の〝赤〟い作品でわくわくしたら、次はカラフルな〝車〟を選んで帰り道をエスコートしてもらいたい。

小さな作品をテーマ毎にひとつずつ選んで、一緒に額装するのも素敵だなーって。妄想で一気に気持ちが高まります。

そう、作品たちがまさに呼んでくれると思うのです。ゲストにとってのタイミングは、その時なんだと思います。

しかし、昂った気持ちを、袴田さんのドローイング集〝MOKU〟を腰掛けて読みながら、心鎮めるのがお勧めです。お気に入りが決まるまで、作品からの声をじっくりゆっくりと時間をかけて待つ間もまた楽しいものです。

(スタッフisuzu)

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