「絵の制作は、戻れない時間や場所にアクセスするための手段」という菅野さん。2019年「hiraeth」個展以来2度目の神戸となります。
さて、皆さんには、現在アクセスしたくなる「戻れない時間や場所」がありますか。この意識があるということは、甘く柔らかなもの、刺激的でわくわくするもの、あるいは稚拙で儚い純粋無垢なもの。おそらく、自分自身に備わっていたり、関係したりするものでしょう。
それから、それはなぜ「戻れない」のでしょう。時のせい、距離のせい、破壊、死別。
そんなことをかんがえながら、44点もの油彩作品を覗き込んでいきます。
菅野さん自身が、パートを分け、ご覧いただきたい配列などを考えました。
すでに多くの作品をお求めいただいたり、問い合わせいただいたりしています。
まずは、少し気温が下がりそうなこの数日で、ぜひお運びいただければ嬉しく思います。