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水上多摩江② メッセージ

水上さんは神戸にお越しになるにあたり、もっぱらライフワークなっているトレッキングで、芦屋から有馬を経由して神戸元町までやってこられました(驚愕)。

お話ししているときに、「神戸って、南が海で、北に六甲があっておもしろいですよね。そして、六甲山は”みんなの山”だなって思った。芦屋のお屋敷のところにいきなり登山口があったり、サンダルの人もおられました」、と語ってくださったこちらが驚いたものです。


さて、水上さんからはQA形式でメッセージをいただきました。




Q1. 近頃の憤りと、感動したこと

政府が人権を理解していない事。縁故主義の腐敗国家になりつつある事。にもかかわらず選挙に行く人が半分しかいない事。これが憤り!日本は沈む船の場所取り争いの様相で、一体どうしたら良いのか、どういう気持ちで日々を送ったら良いのか、憂えたら良いのか、怒ったら良いのか、頭を抱えているところです。自分の「ていねいな暮らし」だけを考えているのは嫌だなと思います。


感動したのは、自然。雲が湧き姿を変えていく様子。流れる水の音、光。草の匂い。鳥の声。通り過ぎる風。誰もいない山の中で自分もまた自然であり世界の部分だと感じた。


Q2. 神戸展覧会で意識したこと

6月の梅雨時に、あったらいいなと思うものを考えました。また、イラストレーションという画像ではなく、「物」として成立させたいなと思いました。


Q3. 大切にしたいこと

全てのものは移り変わっていく、ということを意識しています。自分の気持ちも社会の価値観も。でも、気になったことは都度都度、私なりに探求したい。

そして、気に入ったものを知ること、手にいれること、価値とか流行りとかじゃなくて。そういう気持ちがあって、私の作品もお手元においていただけるといいなと思うんです。


送ってくださった画像。ご自身(?)の影の中に白い花が。切り抜かれた野原みたい。

作品「breathing」のウサギの耳と花。

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