「あたたかな闇に旅す」メゾチント個展の初日と二日目にManabuを実施しました。企画段階で、版画である以上プレスが醍醐味と互いに思っていました。けれど、BIOMEにはプレス機がございません。
しかしポイントをもっともっとフォーカスしましょうと、吟味したのです。専門性にこだわるManabu(Edu)はそのままに下書きや銅版に描くディープな部分をご紹介くださいました。
ひんやりした廊内に、林さんの静かな声。鉛筆の走る音、銅版を削る音、ただそれだけが聞こえてきます。楽しく和気藹々とした時間ではなく、真剣に刃物を持ち、物言わず集中する時間。
ご参加いただいた皆さんは、しばしの時間メゾチント制作の深く工夫に満ちた、充実の思いをお持ちいただけたのではないかと思います。
理想的な機会の創出が叶いました。
12月にもManabuを企画しています。師走だからこそのショートトリップとしてご注目ください。(https://biomekobe-store.square.site/ )
さて、林明日美個展。どうやら神戸では大変注目をいただいているようです。関西では初の個展です。お楽しみください。