リレー展ってなんですか、このアーティストの選択は。そうおもわれる方も多かったのではないでしょうか。
それがBIOMEです。
さて、タイトルもタイトル。「楚なり半透明な」。
DMのリードは、「核心はあれど、息づく場所は不透明。不安と希望が混じる神秘的な世界。時の霞のなかで、まっすぐと伸びる枝もあります」としました。
さまざま意味を持つ楚という漢字。幹や枝からにまっすぐ伸びた若枝のことを意図しました。
まっすぐ伸びた枝は、半透明だね、くらいが直訳になるでしょうか。将来性、未来への希望を感じさせはしませんか。
そしてご案内しているアーティストは、同じ日本画の世界にあっても、画風も活躍される場もそれぞれな方々。十把一絡げにご紹介したかったわけではない。
こんなふうに、日本画をご紹介できるギャラリーもないのではないでしょうか。
企図を理解くださいったアーティストからは、リレーであることや、同じ土壌にいるアーティストではないということを前提に、準備もご協力くださいました。
まずはお一人ずつの、作品を吟味ください。個展と同様に。
それはリレー展で日本画作品の違いを感じていただくためです。
もちろん、どなたかのファンということで、一アーティストの作品をご覧になるのもよいでしょう。
ただいま、開催中のむらいゆうこさんの展覧。
同じギャラリーなのに、牧野さんとは全く違う世界が広がっています。
12月14日(木)からは木下めいこさん。
そして醍醐味は、12月21日(木)からの3人合同展。BIOMEチョイスの3人の日本画を自信ををもってご案内いたします。
12月にふさわしいこのリレー展覧会、ぜひお見逃しがないようにと思うのです。