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山口茉莉「空想する建築」


山口 茉莉(Mari Yamaguchi)

版画家・美術家

神奈川県在住

2008年 女子美術大学大学院美術研究科修士課程美術専攻版画研究領域 修了

現在、女子美術大学 非常勤講師


個 展  MBmore 岩筆模(台湾)

    JINEN GALLERY(東京)

グループ展  Art Complex Center of Tokyo(新宿)

       San-ai-GALLERY(東京)


・版画協会準会員、版画学会会員




山口茉莉さんからお話を伺っていると、奇遇なことが一つ二つと重なり、すっかり話に花が咲きました。


「日本のお札の一部、ある過程には、木口版画に由来があるんですよ」と教えていただき、なかなか理解が進まなかった版画の話題にウキウキ。お次は製本術の話。紙の起源や記録するための手法というのは歴史で習っていても、西洋と東洋の具体的な製本技術を説明いただくと、なるほどー、そうだったのですか、そういえばそうですーの連呼。楽しい時間はあっという間に過ぎました。


とにかく、知識や話題が豊富でおられ、わかりやすくお話いただけるのですから、ありがたいことこのうえなし。ただ、そうやって喜んでばかりではなく、版画家としての山口さんにアポイントを取ったものの、多才な横顔に、BIOMEでの展覧会の企画が膨らみました。


その一つが、空想建築と呼ばれるシリーズ。版画ではありません。

手のひらにのる、クレイ作品。その建物はどこのものでもないけれど、何かみたことのある構造。このアイディアはどこからやってきてこれからどこへゆくのだろう。眺めているとどこか、いえどこでもないどこかに誘われるようです。


今回たからもの展には、空想建築シリーズがやってきます!

また、個展の情報もお届けできる日も近いでしょう。ご期待ください。

©️山口茉莉 *展示作品ではございません



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