山口茉莉とMANABU「文庫本の改装」、二日に亘り大いに気づきや刺激をえていただけたようです。「ちょっと罪悪感がありますが、こんなふうにそっと表紙をはがしていきましょう」とMANABUがスタート。
丁寧ではあるけれど、手際よく、教えるというよりなぜこの工程が必要なのかを伝える。自ずと大切なポイントや聞いておくべきことを、参加者は整理してゆく。
今回、BIOMEのコンセプトらしいMANABUのモデルだったなと悦に入りました。使い心地の悪いものは何が違うのか、なぜここにはこんな機能がついているのか。
終わってみると、うれしいさばかりか、そんなことにまで興味が湧いてくる。
他者がもつ専門性の高い知識や技術を、
わずかな時間に、
ほんのすこしだけ見せていただく。
参加者は、難しいが故に真剣になり、集中する。その束の間には、憂鬱なことや欲深い心があらわれてこなかったはず。
思考のデトックスは、熟睡と同じくらい充足した気持ちと整う心とをもたらしてくれると思います。
なにより、山口さんの声のトーン、スピード、専門的なお道具や、工夫を凝らした材料は、宝の宝庫で至福の時間でした。
MANABUは、スペシャリストとBIOMEが編み出す特殊なワークショップ。
参加希望はもちろんですが、
スペシャリストもBIOMEでは探索中!