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夏は来ぬ、も過ぎ


空気が吹き抜けるとある空間からの六甲山系

昨年の今頃、BIOMEのプレオープンイベントとしてManabu(Edu)を急遽開催。その内容は奇抜で神戸では珍しかったせいか、マスコミに取り上げていただくなど多くの方の支援で新しいアートルームが快調に滑り出しました。何年も昔のことのよう。

海から山が見えるこのスペースで、熱風に吹かれながらぼんやり記憶を手繰り寄せたのが、夏の一コマでした。


8/22から「いつかの君へ」イラストレーション個展を開催する合田里美さんは実は神戸のご出身。横顔を描くというManabu(Edu)イベントを企てています。

Manabu(Edu)の特徴は以前のブログでもご紹介していますが、は単なるワークショップを超え、もっと心の深層にも触れるものでありたいと模索しています。それは、ゲストだけではなくアーティストに対してもそう。合田さんの作品は綿密で精緻な筆運びが、原画の迫力を余すところなく見せてくれるアーティスト。


初春の自粛期間中に多くの方から絵葉書が届き、陰に籠りそうな日々に精彩が加わったのだそうです。「こんな時に誰かを想って顔を描き、自作の絵ハガキを送るのも素敵かな」という思いに至り、さらに人の横顔を表現するのが好きな合田さんはここにスポットを当てました。そうやってManabuが組み立てられています。なんでそれをするの?なんでそのテーマなの?アーティストだって、何故自分はこれを為そうとするのかを咀嚼しながら活動します。


暑さはそのままに、夏を惜しみながら誰かを想って横顔を描いてみませんか。素敵な装丁も用意してくれています。


今回は極少人数で二回開催を予定しています。まだ数人ずつご参加可能です。


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