京都亀岡からは土井善男さんの磁作品が、北海道虻田からは渡辺三重さんの陶作品が届いた神戸北野坂のBIOMEのLEAPING OUT。
無地の磁器と、花や野草が散りばめられた陶器と。
神戸ではまだ蔓延防止等重点措置が延期されている最中の会期となりました。
界隈の方のお話では、人出はもちろん激減しているよ、というお話も伺っていますが、住居もあり、また山の方面には梅林があるとのことで買い物や行楽帰りの方が、覗かれるなど。
土井さんの作品では、薄墨と薄紫の作品に注目が集まりました。特に薄紫は、シンプルでまろやかな作品の中で、ちょっとクールで目を引く存在。
大きさやフォルムとは別に、淵あたりにできた釉薬の溜まりなどが楽しい。
渡辺さんの香合は、香合にあらず(笑)。蓋を開けるとゴージャスな花が描かれたものは、「これ豆皿にするわ」とお手に取られた方が印象的。
BIOMEに取りましては、不慣れな場所での個展なのですが、「これは」と思ったアーティストの作品たちが共に勇気づけてくれたり、盛り上げてくれているそんな日々なのです。
さて、その作品たちMeeting You Onlineでもお楽しみいただけますよ。
さて、5月が北野坂での最後のLEAPING OUTとなる個展は次のお二人です。
Instagramをご紹介いたします。
山口茉莉(神奈川)個展
幅広く活動される山口さんですが、今回は版画や「空想建築」などの作品が並びます。
鈴木 隆(神奈川)個展
小田原で作陶されている鈴木さんの作品は、釉薬をかけた青瓷(白瓷)釉とみかん灰釉の陶器。貫入が圧巻です。
日程:2022年4月29日(金)〜 5月8日(日)
時間:12:00−17:30 (最終日のみ15:00閉廊)
休廊:水曜日
ご期待ください。