たびたびBIOMEでご紹介させていただいている日本画家の吉岡充さん。
神戸市長田区在住で、前回コロナの緊急事態宣言で個展が中断されてしまいましたが、今回、BIOME近くのギャラリーホールで「変わりゆく街」と題した、阪神淡路大震災以降の神戸界隈を描かれた作品展がございます。
寒空の街角に座って、精緻な水彩画を描かれている吉岡さん。
唐突にお声をかけてから、ずっとのおつきあい。先日は、ご無理をお願いして「しん・こきゅう」展にも友情出展してくださいました。
吉岡さんは、折に触れてBIOMEにお立ち寄りくださり、専門的な目線ながらいろんな感想や関連の情報をお教えくださいます。
吉岡さんは、作品展示を定期的になさいますが、決して販売をなさいません。そのスタンスはずっと変わらないそうです。
また、並行して続けておられる仏像や蒔絵作品もご覧いただけます。
まっすぐな線や、描かれた風景、そこに感じる空気、そしてお人柄とが、なにかしら居心地がよく、健やかな気持ちになれます。おすすめの絵画展。
何度も足をお運びくださって、楽しめる場だと思いますよ。