2022年6月に、
下山手から中山手に、急ぎ、移ってきました。
地図の登録も修正しているのですが、
旧い住所が残っていたり、
ルート案内がちょっと入り組んだ道へ導いてくれたりと、申し訳ないながらもおもしろいエピソードを携えて、やっとこさたどり着いてくださったときはありがたく嬉しいものです。
木々で覆われた廊内は、その木漏れ日がとても心地よく、ゆっくりくつろいでみてくださいとお伝えもしたくなります。迷いに迷って、お越しくださったのですし。
そして、この春、マスク着用は個人判断に委ねられるようになりました。
BIOMEでは、コロナ対策として早い段階から、厳格な運用・営業を進めてきました。そのおかげもありギャラリーとしてありたい形を、提案するきっかけにもなりました。
時と場合にもよるのですが、
どうか、ゆっくりとくつろいでいただけるような空気感に努めています。
ですから、できれば少人数で、静かに観覧していただければその雰囲気も保たれます。
何度周回するのもたのしいし、一度扉を開けて外から眺めるのもよし。
何よりのおすすめは、
ご自身が手に入れたらどこに飾るのか、
その場合にはどんな作品を選ぶのか(どちらが先でもいいんですけど)。
そんなことも考えてみると、作品の見方も変わってきます。もちろんアーティストのことを思い描くのもよいでしょう。難しいことを考えずとも良いです。
美術館でも、ショップでもありません。
価値の多寡をきりうりする場でもありません。
絵を、器を、手に入れるためのファーストステップの場でありたいと思い続けています。
そんな信頼をいただけるためのアーティストを巡る活動も続けています。
いまさら、というお話でしたが、ちょっと会期の合間に初心を思い出していました。