井上 真紗子(Masako Inoue)
ペインター
兵庫県神戸市出身
2018年より作家活動スタート
ふとした瞬間にみつけたり、探した非日常をテーマに、水彩画を製作しています。限定された絵の具の中から、自身の色を作って絵描くことが好きです。
優しく幻想的なタッチは、アーティスト活動をスタートしてまだ間もない井上さんご自身を投影されているかのような作品です。
何度かのやりとりをしてわかった、驚いたお話。井上さんは宝塚歌劇の背景画を担当されておられるそうです。舞台美術と机上で描くものとではいろんな意味で感覚が違うのでしょうけれど、初めてお目にかかった職業...。宝塚歌劇といえば演じる女優たちの煌びやかさに釘付けになりますが、あの独自の世界観を醸し出しているのは日本のどこにもないあの舞台の道具や背景画が大きな役割を担っていることでしょう。
そんな業界でおられるからこそ、よりフォーカスしたご自身の世界を明確に見出せているのかもしれません。そして、協力して成り立つ舞台美術に携わっておられるといたわりや気づきが鍛えられていそうな気もするわけですね。