個展に向けてのテーマについて伺った時に、幾何学模様の不思議さやそこで得た話をしてくれたモリタさん。ビミョーだったのは、こちらの知識が追いついていないからだったのです。
幾何学だけを取り上げると、中学後半だか高校で幾何を数学で学び、ギリシャで土地測量の基礎になった量の学問、中国語で几何は幾何のことで「幾ら」と意味するような知識しかありません。
幾何学模様となると、わかるようなわからないような。さまざまな形を規則的、連続的に並べた模様?そういえば宗教の世界でも用いられている様な?
うん、わからない。
SNSでモリタさんが少しずつ語ってくれていますので、ぜひ耳を傾けて(目を)みてください。
規則だった図形が連なることから、安定的に見え、それが安寧や自然の摂理などにつながるイメージは感覚としても理解できます。モリタさんの今回の作品の一つ目のおもしろさはその図形の連なりでもあります。ただ、シメ(ン)トリーではなく、アシメ(ン)トリーになっているところもみどころ。
さらに、色彩の重なりなどがさらに楽しいです。