個展初日の前日に作品の全体像を見て、「限りなくスッキリ、余白を十分に活かしましょう」と意見を一にしたあと作業に取り掛かります。これまではギャラリースタッフが段取りよく手早く設置をしてくれたそうです。
せっかくですから設営手順やちょっとした工夫など自分でやってみましょうね、とメジャーやトンカチ、糸の代わりにマスキングテープ、水平計を手渡し手分けして始めますと、すぐに夢中になり始めたモモコさん、テンションも高まります。これも新しい刺激。
内なる宇宙というタイトルはいろんな捉え方がありそう。そういえば幾何学模様から、曼荼羅や陰陽太極のことも交えてこのテーマについて思いを話してくれました。(モリタモモコさんのInstagramもお楽しみください)
1年くらい前から興味をもってこれら関連性を調べながら、氣のことハーブのことなどご自身自ら体験されているそうです。
氣といえば、こちらは腹式呼吸はうまくできているのに胸式呼吸がうまくない。普通は逆らしいのですが、肋骨の間にある外肋間筋を伸縮させることで交感神経を高めてリフレッシュするのが下手なんだろうか、とまぁ、そんな話を伝えながら、入り口の馬酔木のあたりで腹式と胸式の呼吸を意識していただくのもいいなと考えました。
空間の余白をたっぷり利用し、歩いたり腰掛けたりちょっと瞑想気分でリフレッシュ、リラックスを意識してみてください。「内なる宇宙」個展は9日(火)までです。