かつて、BIOMEで個展を開催された版画家・山下かず子氏の勧めで、
今回あるゲストが訪れてくださいました。
その方のお話に、それはそれは驚かされたのです。
ゲストは、BIOMEへ行くにあたり、開催中の展覧会はなんだろうかと確認し内容を知り「イブラヒム恵美子さんって、たしか…」と、はっとしたのだそうです。
さて、イブラヒム恵美子さんは、コロナ禍前にヨーロッパを旅し、ラトビアの蚤の市に行ったことがありました。帰りのバスの中で、声をかけてきて少し話をしたアジア人がいたのですが、それが、なんと、今回のゲストだったのです。
数年ぶりで、しかも偶然の再会(実際に個展でお会いにはなられていません)に、
ゲストもイブラヒム恵美子さんも喜びと感嘆をされたようです。
アートを通じて人と人がつながり、新たな出会いや経験、そして機会を生むことがあることを実感した瞬間でした。
旅先での偶然には、慄きや臆病になるなどさまざまな感情が交錯しますが、結果的には数奇な縁が生まれることがあります。
イブラヒム恵美子さんの素敵なエピソードは、新たな発見や交流、そして刺激を生み出してくれました。私たちにとって、非常に楽しく感慨深い個展となりました。
なお、このゲストは鈴木亜衣さんというニットアーティスト。いずれBIOMEでご紹介することになるはずです。
さて、イブラヒム恵美子さんの個展は大盛況のうちに終了しました。皆様、イブラヒムさんありがとうございます。
作品は、今しばらくMeeting You Onlineで、ご覧いただけ、お求めにもなれます。