Manabuのお申し込みがあり、今回在廊をきめてくれたむらいゆうこさん。小柄で華奢なのに、ほとばしるパワーを感じたのは、ご自身の管理をしっかりなさるのだろうと容易に想像できます。
Manabuの内容は、以前から打ち合わせを重ねてきたのですが、プロならではの盛り上がりと、最後まで仕上げられる工夫を、丁寧に確認してくださっていました。とにかく水干絵具というもの自体初めて見ることができるのですから、新しい気づきや刺激にと、全くManabuの趣旨にぴったりの内容です。
ご自身が学ばれてきた経緯から、美術教師にもなれるむらいさんですが、Manabuのような企画は初めてとのことで、ご本人にとってもチャレンジです。
小さなお子さんからの参加要望があり、「チューブから出てくる絵具しか経験のないお子さんには、とてもよい機会。ぜひ参加してもらってください」と快諾もいただけました。
そんなむらいさん、好きなアートのアーティストはと伺うと、これまたコアで素敵な回答が。
音楽では古楽、絵では昔の細密画、なのだそうです。
絵には、経験や思い出や憧れが反映されています。 きっとそれは私だけのものではないはずです。 もしも見たときに、あなたの記憶が何か引き出されたら、それを一緒に味わってください。
(むらいゆうこ)