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たから ⑱ 畠 春斎(富山県)

すっかり元の通りに道具が片付けられる一連の流れに、幼ながらに、特別な興味を持ったことが茶道を始めるきっかけでした。ふざけていたわけではなく、お免状をいただくこととは全くかけ離れたところで大好きな「遊び」。それほど画期的でスマートなプロセスが面白かったのです。


畠さんは3代目畠春斎を継ぎ、今まさに大きな転機を迎えたアーティストでしょう。

2024年元日の能登地方を襲った震災の影響を受けておられるはずと考えていたので、連絡が取れた時には胸を撫で下ろしました。畠さんご自身については、紹介しているホームページをまずはご参照いただきましょう。


さて、茶釜まで揃えてお点前をという方は少ないかもしれません。しかし、千利休が「釜が一つで十分、茶の湯で他の道具を持つことは愚かである」と詠んだほど、重要な役割を担うものなのです。お点前の最中にさえ、湯を注ぎ水を差すなどコントロールをしています。


茶釜をBIOMEで展示?!

はい。最高位の道具とも言える茶釜は茶道具の中でも特殊なもの。けれども、間近で見ることも少ないですね。さらに言えば、ご家庭で使う道具などお考えにもならなかったのでは?しかし、柔らかく、あちあちのお湯は、料理に殺菌に、もちろん飲み物、加湿とさまざまな場面で少なからず役に立ち豊かにしてくれる場面があると思うのです。



畠 春斎(三代目) Syunsai Hata (third generation)


1976年 富山県高岡市生まれ


2009年 畠 春斎 襲名














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