世間は狭いとはよく言ったもので、和田直子さんは友人の友人というとても近い存在だったことがたからもの展への出展が明確になってから判りました。彼女は、なんと大手百貨店の経理担当者という経歴の持ち主で、仕事をしつつもアートに携わっておられたのだそうです。
2023年12月に実際お会いした和田さんは、お話に聞いていた通りフットワークが軽くアートという重いものを感じさせない達観したところが魅力です。プリントゴッコ*が彼女のアートワークの相棒。知る限り、神戸下町を中心とした生活を切り取った景色をプリントゴッコで表現される、ハガキサイズのフランクなアート。他に俳優シリーズも楽しいのです。本来はシリーズごとに観るのが楽しい作品だと思うのですが、今回のたからもの展。どんな作品を寄せてくれるのか、大変期待が高まります。
和田直子 Naoko Wada
プリントゴッコという古い家庭用製版印刷機を使っています。多色刷りを一度で行うことのできる優れた印刷機です。
神戸市在住
インターナショナルアカデミー イラストレーションコース 終了
嵯峨美術短期大学 洋画科 卒業
和田直子のwebsiteより