兵庫県の三田市に拠点を置いていると知ったのはBIOMEをスタートしてすぐのことでした。お目にかかりましょうねと言い始めて、すぐにコロナ禍に巻き込まれてしまいました。多色刷りで、自然の風景や動植物がほとんどのモチーフとなる久木さんの木版画。ご自身もトレッキングや山登りを。この1年ほど、何とはなく作風に変化を感じるようになっていますが、実のところはどうなのでしょう。
制限の多い生活から解放されても、情報過多、戦乱、天災、異常気象と何もかもがtoo muchで神経に触ることばかり。創出を担う人々の心の変化は、顕著でさまざまです。BIOMEでそんなお話も伺いたいと思います。
久木朋子 Tomoko Kyuki
木版画家
1970年
和歌山県生まれ
1993年
京都教育大学 教育学部特修美術科卒業
2000年より
独学で多色摺木版画制作を始める