ようやく開催が叶った「ほしめぐる」。関西とはさほどご縁のないアーティストお二人なのに、不安をかき消すように、どんな作品だか実際見てみたいというゲストが。
そんなわけで、しばたあきこさんと市川佳依さんをご紹介いたします。
ー BIOMEより
しばたさんは本当に多才でいらして、一体どのお顔をご紹介すればよいのやら。画家でもあり、アナウンサーでもあり、ボルダリング、ウクレレ、器に至っては書籍(これはまた後日)も発行されています。
しばた あきこ Akiko Shibata
北海道出身 茨城県在住
物心つく頃から絵ばかり描いていました。
それなのに美大に行くなどの選択肢は自分のなかになく、大学を卒業したあと地方局のアナウンサーになりました。
今もフリーランスのアナウンサーとして茨城のラジオ局で番組を担当しています。
描くことと話すことは私の中では矛盾なく同一のことで、心にあるものを言葉にするか絵にするかの違いがあるだけです。
絵を描いていると、あてのない手紙をしたためている気持ちになることがあります。どちらにしても、絵にも言葉にも思いをちゃんとのせたい。
誰かにわたしの手紙が届きますように…
子供の頃は一人で入り込む遊び場だった絵を描くことが、今では誰かとつながる広い世界の入り口になっていることがうれしいです。
(しばたあきこ)
ー BIOMEより
市川さんを知ったというより、このレースボウルを初めてみたときにこの作品を見てみたい、アーティストに会ってみたいと思ったのでした。繊細な作品なので何かを神経を使います。けれど、実際見てみると、画像を見る以上の美しさにしばし見惚れてしまうのでした。
市川 佳依 Kayo Ichikawa
東京都出身 茨城県在住
東京都出身 栃木県在住
2017 年 多摩美術大学 美術学部 工芸学科 卒業
2018 年 茨城県立笠間陶芸大学校 研究科 卒業
学生時代の作品をご紹介します。
使ってる素材は基本的に陶土で、手びねりで作った形に沿ってかぎ針編みの編み物を自作し、それに化粧土を含ませて手びねりしたものに被せて糸ごと窯で焼くということをしていました。
かぎ針編みの、特にレース編みが好きでそれを作品に利用していたような感じです。
あとはそのレース編みの糸を使って模様をつけたりなど。なにかしらレース編みに搦めて作品を作ってました。(市川佳依)