この作品。BIOMEの一番奥正面でご覧になれます。
木板にアクリルをたっぷりと落とした造形的な絵画です。周囲にあしらった自然の植物らがこの熊の野生の瞳を、よりいっそう際立たせます。
ご来廊の方がみな、ほしい、自分の部屋に、と呟かれる作品。
さて、しばたさんは多趣味・多才の人。ご紹介は追々いたしますが、まずはこんなことを。
パーソナリティーを務める地元のラジオ番組ででも、
書籍などを扱うショップのウェブサイトででも、
ご自身なりの切り口で、大好きな笠間焼の陶器に関するエピソードをご紹介されているそうです。そして、ご自身で発刊された書籍があります。笠間焼に関するもの。
大好きが高じてと言われますがなんのなんの、読み応え見応えたっぷりなのです。評論ではなく、作り手、扱い手、それぞれの視点をよくみつめ、ご紹介されています。
こういった観察力と、ご自身の創作意欲が、絵画にも反映されているのかしらと思ったりするのです。