生活に重要な役割を果たしている椅子。リモートワークで家庭での椅子での存在を見直された方も多いと聞きます。椅子マニアは大勢おられますし、蘊蓄を語るほどの知見を持ち合わせていませんので、感想文のようにご紹介。
観覧される方には自宅でいるような感覚、いろんな位置・角度から作品をご覧いただくこと。在廊アーティストにはほんのわずかな時間でも足を放り出してくつろいでいただくこと、なんなら居眠りしていただくこと。それが適う椅子たちを揃えようとはじめに思いました。なんたって、BIOMEは従来のギャラリーの機能とは一線を画したい想いがありましたから、飾っていただく、使っていただくアートを紹介したいのです。
BIOMEでお試しいただきたい椅子はスパニッシュチェア。1958年9月19日。コペンハーゲン木工職人家具展覧会(Copenhagen Cabinet-makers Guild’s Exhibition. )にて「革新的なリビングシーン」として発表され、2018年に60周年を迎えました。 その記念日の2018年9月19日に特別仕様の60周年限定モデルが発表されたのが、BIOMEに2脚設置したスパニッシュチェアです。もう販売されていません。デンマークの木工家ボーエ・モーエンセン(Borge Mogensen)のものです。
フレームはオーク材ソープ仕上、レザーはモーエンセンの好んだ「オリーブグリーン(植物タンニンなめしレザー)」となり、「SPECIAL EDITION 2018」の刻印プレートがついています。オリーブグリーン はモーエンセンの好んだ色で、自邸や彼のデザインのあらゆるシーンで使われています。
設置している椅子でご興味のある方は、販売のお手伝いもさせていただいています。お気軽にお尋ねください。