Zero-Waste (ゼロ・ウェイスト)耳にされている方、実践されている方も多いことかと思います。言葉の意味や使われ方は、ご自身でお調べになってみてください。
そんな中、ギャラリーのBPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)ではどんなことができるのでしょうか。
BIOMEスタイルでは、そのフィロソフィーから「ショップではない」「他にはない」「没入する」「アーティスト支援事業ではない」を起点にして、Zero-Waste を見出してきました。告知することもなくこれまでも行ってまいりましたが、少しずつお伝えしてゆこうと思います。もちろん、作業の時間効率にもこだわる設計に努めています。
できることできないこと、無理があること、もっと良いこと、後退しないこと、もちろんあります。アートや学びという、無形の価値に対するサービスに集中したい、ためのゼロウェイストでありたいと思います。
そして、皆様にもご理解いただいた上でご協力いただけるものでありたいとも思うのです。
BIOMEスタイルのZero-Waste
①出展作品は点数の多寡はもちろん、その時、その場所でアーティストが展示したいものだけに、可能な限り特化しよう
出展点数を多くしない
新作はもちろん、旧作でもご自身を語るにふさわしい作品をご準備いただこう
アーティストの経済的負担に配慮するための、ビジネスプランを考えます
両者が納得する取引を明確に契約書としてまとめます
②草花、料理、その他、装飾性の強いディスプレイより、作品を集中して観ていただこう。
主役はその作品。使い方は、ゲストとのコミュニケーションで膨らませよう
足す努力ではなく、引き算の努力をして、ご覧いただくための空間に作品に注目していただきたい
③プロダクト的なアイテムは控えよう
人類の進歩に貢献する便利で量産されるアイテムとは別のものとして、一点ものや、創造性に尽力するものを大切にしたい
生産コントロールができているのかわからないものは取り扱わない
④鑑賞側が学べ(見極めることができるようになっていただく)選べる場を提供しよう。
良質な展覧会を安定的に実施し、何度も足を運びたくなる機会を創出したい
制作プロセスや支持体についてなど、実は知らないという情報提供にも心がける
⑤時間や心の余白を提案しよう
過度な接遇(お声がけ)をしない
ゆっくりとご覧いただけるような空間に工夫
お手洗いは事前に済ませておいていただき、空間の静寂を維持できるように努めます。
迷惑行為に関しては、厳格な対処を関係機関とも連動して行います。
⑥ギフト包装に限らず、過度な梱包の軽減・削減に努めたい
ギフト包装は致しません。ご自身で工夫していただこう
持ち帰り用の袋等は、お客様にご用意いただこう
緩衝材などは、アーティストからの使い古しのものも有効活用します
DMなどの紙媒体をできるだけ控えよう