近藤美和

イラストレーター

1999年　愛知大学大学院文学研究科欧米文化

専攻卒業

1999－2001年　デュッセルドルフ大学、

ヴッパータル大学（ドイツ）

にて社会学を学ぶ

2002年　広告デザイン専門学校卒業デザイン

プロダクション勤務を経て、

2004年フリーランスとして広告・出版のイ

ラストレーションを手がける

・名古屋芸術大学、名古屋学芸大学、広告デザイン専門学校、瀬戸窯業高校専攻科非常勤講師

・朝日カルチャーセンター講師

ご経歴通りドイツで絵画とは縁のない学びをしておられた近藤さんは、「やっぱり絵を描きたい」と帰国されたそうです。

好きで学びをスタートされたイラストレーション。自分を表現する唯一の手段で、社会とつながる唯一の方法なのだそうです。

イラストレーターを紹介する専門誌『イラストレーションファイル』で近藤さんの作品を見つけた時は、端正な線にファンタジックな印象を受けました。惹きつけられたのは、湧き出てくる空気感が、イラストレーションというより、絵画的で幻想的に感じたからかもしれません。

画材や技法を模索しながらの作風を探る試行錯誤を繰り返して今があると言う近藤さん。目に見えない気配や佇まいモチーフに映し出されている、そのセンスやアイディアの根底には経験されてこられた絵画以外のことが、大いに役立っているのではないでしょうか。

甘く優しいだけではなく、何か芯に熱くピンと張る心地の良い精緻なところが、近藤さんの作品の骨格を表します。

愛すべき作品群に、心がときめきます。神戸では初のお披露目です。ご期待下さい。

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