いろいろいろいろ迷いながらも、果たせたり前進したりできたと思っています。あまり大っぴらにかけることでもないですが、まぁ聞いてください。
とても個人的な話も含めて。
歯列矯正
美味しいものを味わい続けられること、笑顔から見える整然とした歯は美しく、大切なことを実感する年頃。
高校生時代、父の勧めで銀ピカのワイヤー矯正を始めたものの、痛いわ笑えないわで最後固定措置の段階で放置。一部の歯は、10年以上かけて歪んでいきました。ずっと気にしていたのですが、昨年ついに「エイヤッ」と再チャレンジ!
半年でだいぶ改善し、目立たない矯正のおかげで痛みも少なく快適です。2024年は、このエイヤッがよかった年でした。そして2025年に完成でしょうか。
訴訟の結審
2019年にBIOMEをスタートしたビルでとんだ災難に遭い、その酷さに我慢の限界を超え2年ほど前に訴訟を起こしました。その困ったことがらが起こってからの4年。靴の中に、小石というより砂利がずっと入っているような違和感を抱え続けていたこの案件も、裁判に関連して生じた数々の困難も、2024年12月にようやく決着しました。こちらに有利な形で結審し、多くの方々の応援と協力を得て、ようやく幕を下ろすことができました。
争いごとには、かつて他者を支援する形で携わったことがありましたが、自分が当事者になるとは。弁護士との用意周到な準備を進め、信頼関係を築きながら事実を丁寧に振り返り、証拠として残していくプロセス。工夫や知恵を出し合いながら進めたことで、実務的にも精神的にも多くを学ぶ機会となりました。何より、誠意と真意を持ち続けることの重要性や、得た知見や経験は何ものにも代えがたいものでした。
移転準備
なぜギャラリーを始めたのか?とよく聞かれますが、その理由はさておき…。
実のところ、アートを評価したり、比較したり、ゲストにアート作品の購入を勧めたりするのは得意ではなく、正直あまり好きでもありません。それでもその現場に、経営と切り離せない瞬間があるのも事実です。そして、運営場所の選定も大事な要素。この点はそう簡単に融通がきくことでもなく大きな判断や決断が必要です。とはいえ、難題に立ち向かう中でも、予期せぬ素敵な出来事や、アーティストやゲストからの学びが思わぬ形で、豊かな収穫となるのも事実。
2026年に予定している御影への移転。この場所を選ぶこと、設計やデザインを進める過程で、2024年は着実にその下地が整いました。まさに種をまく時期。でも土台を築くに、まだまだ余念は禁物でしょうね。
2025年、新たな気持ちを醸成し、アートの行方を淡々と見据え、健康で健全な暮らしをと考えます。
皆さまにとりましても、平和な時間を過ごせる1年でありますように。