top of page
日常での気づき、イベントやアーティストについて触れた日々のメモです。
検索
2024年11月4日読了時間: 2分
11月の人 小川かなこ
時折紹介していますが、BIOMEはアーティストの名前から個展の依頼を決めるということがほぼありません。タイトルや作者がみえない状態で、心に響いたり珍しく思ったりする作品をいくつかチョイスします。 小川さんもそんなプロセスで出会うことになった一人です。...
2024年10月30日読了時間: 2分
spot② 水平線ー境界線ーboundary
個展「spot」には、同じタイトルの作品があります。 識別のためのナンバリングはしないとして、全く同じタイトルでご提示しています。 それが「boundry」。 この水平線の作品の数々も同じ「boundry」。 風景画として見れば、どこの海だろう、奥見える陸地はどこだろう、天...
2024年10月27日読了時間: 2分
spot① 菅野静香の眼
想定はしていたものの、ご来廊のお客様の一言目は「まるで写真のよう」と。写実性が高いのは多分に菅野静香の画力の高さにほかならないと思います。しかし、そこだけが魅力ではないのです。 なぜその構図を選んだのか、どんなふうにこのモチーフを記録したのか。想像を膨らませると、どんどん菅...
2024年10月25日読了時間: 2分
BIOMEの横顔 2
最近の気候は明らかに異常であり、朝夕の薄暗い時間帯にシーズンの空気の匂いが感じられます。枯れ草を焼く匂い、おでんのような煮物の匂い、金木犀の甘い香りが、季節の移ろいを示しています。 そんな季節の中、新天地での地鎮祭を無事に終えました。ビルの地鎮祭は初めての経験でしたが、仰々...
2024年10月20日読了時間: 2分
「さかいめの先へ」遠藤 萌 木版画個展、無事終了いたしました。
初日から、家族で在廊を果たしてくれた遠藤萌さん。第一子はまだゼロ歳にも関わらず、母の仕事の様子がうれしいのか、また励ましてくれているのか、まだ言葉にならない言葉をあぶあぶあぶと話しながら、我々を見守ってくれていました。 この個展の間、遠藤さん自身のことというより、木版画作品...
2024年10月16日読了時間: 3分
BIOMEの横顔 1
BIOMEの事業活動は主にアートギャラリー事業ですが、 MANABU という学習事業や、特に美術関係のアーティストのビジネス相談のコンサルティング事業も行っています。 ギャラリーとの取引、同業者とのトラブル、フェアなどイベントでのわだかまり、海外のお客様との取引・・・法律、...
2024年10月8日読了時間: 2分
木版画のこと その2
巴水のように叙情豊かに細かな彫りのものというより、ほっくりところんとしたようなものが実は日本人の大半がお好きなのではないでしょうか。思い過ごしでしょうか。 さて、自分の手でアートを生み出さない私のような人間としては、できるだけ多くの制作現場をみたり聞いたりしておきたいと思っ...
2024年9月14日読了時間: 1分
風のまつり日④ 横山芙實が用いるモチーフ
彼女の描く人物の表情、手、足。逞しく、けれど柔らかく丸い。鑑賞した人が「懐かしい気持ちになる」「日本の物語の絵のよう」と感想を教えてくれます。 横山さんが在廊された際に、昨年より線が丸く柔らかくなりましたけれども、この雰囲気は変わらないですね。特に人の表情のモチーフは何かを...
2024年9月8日読了時間: 2分
11月の人 菅野静香
2024年11月の個展は菅野静香氏をお迎えします。菅野氏はBIOMEにとっては特別な存在であることをまずはじめに、知っておいていただければと思います。 2019年10月 個展「hiraeth(ヒライス)」 2021年02月 グループ展「たからものforおくりもの2021」...
2024年9月7日読了時間: 2分
風のまつり日③ 高尾から神戸へ
横山さんは宮崎県でも穏やかな田舎のご出身とのこと。東京でもここ数年で高尾町、 八王子市の西南部 に位置する東京の人に言わせれば、それそれは自然豊かな、ものすごい田舎、なのだそうです。こちらに居を移して随分と心身ともに落ち着き、それが製作にも反映しているとのこと。...
2024年9月2日読了時間: 2分
風のまつり日② 初日の空気
BIOMEは、坂の途中にあり暑い日はお越しいただくのが本当に申し訳ないくらい酷なのです。7月くらいからギャラリー運営を本当に見直す必要があるのではないかと思っています。 今できることは、すっきりした佇まいと、きれいで冷たい空気の中で、ゆったりお過ごしいただくことに努めるのみ...
2024年9月1日読了時間: 2分
風のまつり日① 台風の季節にやってきた
盛夏の暑さは一時的におさまるも、この時期はいつも台風の到来で、ギャラリー運営がしづらい時期でもあります。 横山芙實さんの初の神戸個展も、用心には用心をと初日と二日目を休廊しました。 横山さんの作品を見出したきっかけは、いつものアーティストへの声がけとは違うものだったと記憶し...
2024年8月26日読了時間: 2分
10月の人 遠藤 萌
遠藤さんは、遠藤萌(Megumi Endo)。木版画を愛する作家のお一人。特に自然を題材にした作品が多く、もちろんかつてはご自身も登山を楽しまれていたようです。 2024年後半のBIOMEは、版画作品を多く取り扱います。...
2024年8月9日読了時間: 2分
夜の帳が下りる頃
厳しい暑さが続いています。このような状況下で、駅から距離がある小さなアートギャラリーである、BIOMEの運営には工夫が必要かもしれない、と考えています。 日本国内でも、暑さ対策を講じる施設が増えています。例えば、東京の商業施設では、熱波対策として営業時間を調整し、涼しい時間...
2024年7月21日読了時間: 2分
平丸陽子④ 京都ぐらし
平丸さんは東京出身。大学卒業後もしばらくは東京で働いていましたが、京都へと活動拠点を移しました。関西でも特殊なエリアである京都について伺うと、 ゆったりとした印象です。 鴨川の近くをよく歩くのですが、空が広いなといつも思います。...
2024年7月15日読了時間: 1分
平丸陽子③ 抽象画のミカタ
平丸陽子の作品は、抽象画に分類される作品となります。はて、抽象画。何が描いてあるのか、いいのかどうかもわからない。 それでよいと思います。 特に。日本人である我々は幼いときから、解を要求されたり、形あるもの意味あるもの整ったものをよしとしてきた慣習が強いかもしれません。...
2024年7月14日読了時間: 2分
平丸陽子 ② シナジーを醸す人
アーティストでありながら、ギャラリー視点、企画視点で作品たちを観る力にも長けている人。その経験は 丸みを帯びた柔らかなコミュニーションとして顕れるのです。 ですから、その作戦(いや、そうではない)に依存してしまうと、すべて知識や実績として吸収していきます。...
2024年7月9日読了時間: 2分
夏は、ちょっと澄ましてがっつり絵画を
海外渡航は、トルコ(ボドルム)>モロッコ(マラケシュ)>ギリシャ(ポルトヘリ→アテネ)>トルコ(イスタンブル)という慌ただしい旅程でした。 目的は、フレスコ画、史跡、タイル、世界三大料理、U2のPV場所を堪能することでした。手段はいろいろでしたが、概ね達成したのではないでし...
2024年6月30日読了時間: 2分
9月の人 横山芙實
横山芙實 Fumi Yokoyama 1992年 宮崎県生まれ 2015年 女子美術大学卒業制作賞 2017年 女子美術大学大学院 博士前期課程美術研究科 日本画研究領域 修了 《助成・スカラシップ》 2015年 佐藤国際文化育英財団第25期奨学生 2023年...
bottom of page